前世―その1

加持祈祷を行う長老シャマン(1929年生、シャマン歴75年)。撮影者程友。

前世を記憶する人々が存在することを書籍や記事からご覧になられた方が少なくないと思います。また、前世療法を通じて、現世に抱えている病気や症状、悩みや苦しみが解決できたりします。アメリカのブライアン・L.ワイス(1944-)博士は前世療法で知られています。シャマンの治療・託宣において、前世が指摘されることがあります。 ある少女が癲癇病ではないが、しばしば痙攣を起こして、失神するようになった。シャマンによって、前世に影響されていることが判明しました。シャマンの託宣通りにしたら、完治して、再び発作していないという事例があります。また、前々世は、蓮の花ですが、前世は、男性として生まれ、現世は女性として生まれた事例も見られます。なぜ、前世が問題視されるかというと、当女性の生まれてきたときのエピソードと関係があるからです。それによって、その女性の運命も影響されていました。 なお、上述の2つの事例を詳しく知りたい方は、サランゴワ著2019『ブォ・シャマニズムの現在―内モンゴル・ホルチン地方の新地平』pp.211-214、pp.267-270(牧歌舎)をご覧くださいませ。 また、書籍のお買い求めは、ブッククラブ回のオンラインショップからどうぞ。 http://shop.bookclubkai.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000002542&search=%A5%D6%A5%A9%A1%A6%A5%B7%A5%E3%A5%DE%A5%CB%A5%BA%A5

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