「シャマン」と「シャマニズム」
日本では、英語で表記するshamanとshamanismを「シャーマン」「シャーマニズム」と表記する場合と、「シャマン」「シャマニズム」とする場合の2種類が平行して使われてきています。
私、サランゴワが修士修了までは「シャーマン」「シャーマニズム」を使用してきましたが、博士後期過程に進学時、当時の指導教官の荻原先生により「シャマン」「シャマニズム」の表記を勧められました。
言語学者の田中克彦曰く「この語の語源が英語ではなく、ツングース語にあることを常に想起したいし、また発想を原点にもどす効果があるだろう」[ハルヴァ1989:訳者のあとがき531]としており、私どもは「シャマン」「シャマニズム」と表記するようにしています。