前世―その4「前世療法を受けて、慢性のめまいが完治しました」(あるモンゴル女性の体験)

2012年に、前世療法を受ける貴重な機会に恵まれました。
受診する当時の朝、季節の変わり目に現れる眩暈がしました。
眩暈が、最初に現れたのは、高校一年生の時でした。めまいが起きて、吐き気がして、非常につらかったです。母親と自分が午前中学校を休んで、病院に行きました。病名は特定しなかったが、処方されたのは、ローヤルゼリーでした。服用して、症状が消えたので、1か月後に服用するのをやめました。あれ以降、季節の変わり目に、発作が生じるようになりましたが、そのために薬を服用したことがなく、我慢していると、数日後に自然に治っていました。留学するため、来日した後、両親にぜひ日本で受診するように言われたので、発作が生じたときに、耳鼻咽喉科に行きました。メニエル病と診断され、液体薬が処方されました。服用すると症状がすぐ緩和されましたが、やはり発作は続き、慢性症状となりました。完治しなかったです。

前世療法の病院に着くと、先生に、「現在抱えている問題がありますか」と質問されたときに、発作しているめまいのことをお伝えすると、「それでは、これを聞いてみよう」と言われました。前世療法が始まって、しばらくすると、空に真っ白な服をお召しになって座っている、大きな男の姿の神様が現れました。それを先生にお伝えすると、「神様に、めまいの原因を聞いてください」と勧められました。その通りに聞いてみたら次の光景が現れてきました。

中央アジア人の顔をもつ30代半ばの夫婦と数人の幼い子供がもつ一家が、草原で仲良く暮らしていました。時に、若いお母さんがお子さんたちを連れて草原に走って、幸せな笑顔が絶えない楽しい時間を過ごしていました。ある日、急に頭が激痛に襲われました。ベッドの上に仰向けになって苦しんでている妻を楽にしようと、旦那が一生懸命にその頭を撫でていました。にもかかわらず、急死してしまいました。

この光景を先生にお伝えすると、「それは、めまいの原因です。今までの前世の中で、このように亡くなったことがあります。それが原因で、現世でこのような症状が現れています」と説明してくれました。続いて、先生に、「神様に、今まで、何回生まれ変わっていますか」と質問するよう言われたので、質問してみると、空に86という数字が出てきました。つまり、今まで、86回生まれ変わっているということで、上述の光景は、前85回のいずれかということです。

前世療法を受けて、1年経った後、めまいの症状が出ていないことを思い出して、前世療法の恩恵であることに気づきました。すなわち、前世療法を受けて、慢性的なつらいめまいが完治しました。ありがたいことです。薬を服用することがなく、ただ、症状の原因となっている前世を見ることで、完治に至りました。不思議です。

前世療法(ぜんせりょうほう、英: past life therapy)とは、催眠療法の一種であり、人間は死後人間に生まれ変わるという転生論を前提とする。退行催眠により患者の記憶を本人の出産以前まで誘導(=過去生退行[1])し、心的外傷等を取り除くと主張されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E4%B8%96%E7%99%82%E6%B3%95

なお、前世の事例を詳しく知りたい方は、サランゴワ著2019『ブォ・シャマニズムの現在―内モンゴル・ホルチン地方の新地平』pp.211-214、pp.267-270、および、生贄については、 pp.629-684 (牧歌舎)をご覧くださいませ。
また、書籍のお買い求めは、ブッククラブ回のオンラインショップからどうぞ。
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写真の説明

シャマンは、祭天儀礼で生贄にされた山羊を、天の神に捧げる言葉を述べた後、来世で人間として生まれ変わらせることをお願いしました。それは、生贄にしたことによって、山羊の肉体に死をもたらしたことへの後ろめたさを表現しています。

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